ビタミンを上手に摂るために
基本はやっぱり野菜や果物から
ビタミン不足が気になる時は、やはり野菜や果物を摂るのがおすすめです。いくつかのビタミンが含まれる上、他の栄養素と合わさって、身体でよりよく働く効果も期待できます。
素早く新鮮なうちに摂る!
どんなにビタミンが多い食品も、時間が経てば空気に触れ、酸化します。ビタミンを摂るときは、新鮮なものを素早く!が鉄則です。特にビタミンB群やビタミンCは水に溶けやすく、熱に弱いもの。炒めたりする場合はさっと火を通すのがおすすめ。野菜や果物を水にさらす時は時間に注意。
しかし、溶け出した水にはビタミンがたっぷり。これを有効活用し、スープやダシとすることで、ビタミンを無駄にせず摂ることができます。
一緒に摂ると良い組み合わせを知る
ビタミンには相性のよい組み合わせがあり、一緒に摂ることで身体の中でより効果的に働きます。代表的なものを紹介します。
ビタミンA+脂質
にんじんやほうれん草、ニラなどに多いビタミンA。目の健康を保つビタミンです。脂溶性のビタミンなので、さっと油炒めにして食べると吸収率がアップします。目の疲れがある時にはおすすめですが、身体に溜まるビタミンなので、摂り過ぎには注意です。
ビタミンC+ビタミンE
ビタミンCとEは互いに抗酸化力のあるビタミンです。特に、ビタミンEは他のビタミンの身代わりとなって酸化しやすいビタミンです。しかし、ビタミンCは酸化してしまったビタミンEを元に戻す働きがあり、さらに強力な抗酸化作用が期待できます。おやつにビタミンCの豊富な果物と、ビタミンEの多いアーモンドなどのナッツ類を摂るなどがおすすめです。
ストレスを溜めない
ビタミンは活性酸素で失われやすい栄養素。その活性酸素は主に心身のストレスや、環境によるストレスから生まれていると言われます。どんなにビタミンを摂っても、身体で働く前に失われては残念ですよね。ビタミンが体内で十分に働いてくれるよう、ストレスとも上手に付き合いたいですね。