ダイエットと代謝
代謝とは、物質の出入り・変化のこと
ダイエットに興味がある方なら、代謝という言葉を一度くらいは聞いた憶えがあると思います。
でも、代謝(たいしゃ)って一体何なんでしょう?ちょっと分かりづらい言葉ですよね。
実は代謝っていうのは簡単に言うと物質の出入りや変化のことです。
だから食べたものが体に吸収されたり、排出されたりする(失礼!)のも代謝。
飲んだ水が汗になって出てくるのも、脂肪がエネルギーになって消えていくのも、呼吸によって二酸化炭素が体の外に出て行くのもみんなみんな代謝です。それを考えると、ダイエットとって代謝が重要だということがなんとなく想像できますよね。
代謝が悪いのはダイエット失敗の元!
じゃあ、ダイエットと代謝には具体的にどんな関係があるのか?ということについて考えてみましょう。
代謝が体の中での物質の流れのような物だということは前の項目で書きました。ここでは理解しやすいように、代謝=川の流れのようなもの だと思ってください。
はい!ここ重要ですよ。
心の中に、本物の川の流れをイメージしてみて下さい。
代謝が悪い体は流れが滞って水がにごって、ゴミと藻が浮いている。
色はどす黒い・・・極端な言い方をすれば、流れの無い沼やドブのような状態です。
身近にある、水のある場所を思い浮かべても、出入りが全く無い水がずっと澄んだいることはまず考えられないですよね。
逆に代謝の良い体はいつも新しい水が入ってきて、汚い水が入ってもすぐに流れていくから、水はいつも澄んでいる。
これは流れが速いながらも、常に流れを保っている川と同じ状態と言えるでしょう。
名水や湧き水、おいしい井戸水など、質が良いと言われている水は常に流れを持っていて、同じ場所に滞っていることはまずありません。
人間の体も川の流れと同じなんです。
代謝、つまり流れが悪いと毒素がたまりがちになるから病気にもかかり易くなるし、いくら食べるものをガマンしても脂肪がいつまでたってもなかなか流れ去って行かない。
ダイエットとは必要なものを必要なだけ吸収して、いらない物を捨てていく作業ですから、代謝を活発にしておく事がとても大事なのです。
代謝の大切さ、分かってもらえましたか?
代謝の意味をきちんと理解していれば、単純に「食べる量を減らせばいい」とか、「水分を摂らなければいい」というダイエットが間違った方法であるということがすぐに分かると思います。