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ビタミンが不足すると?多すぎると?

不足が心配なのは水溶性ビタミン

ビタミンには水にとけ、身体の外へ流れでやすい「水溶性」のビタミンと、脂分に溶けて運ばれ、身体に蓄積しやすい「脂溶性」のビタミンに分かれます。不足が心配になるのは、排泄されやすい「水溶性」ビタミンのビタミンB群、C、葉酸などにあたります。

疲れやすさや肌荒れ、めまいや貧血など、ビタミン不足は身体の不調につながります。特に葉酸は、お腹の赤ちゃんの発育に必要なビタミンとして注目されています。身体の中にためておけない水溶性ビタミンですが、一度に大量に摂れば過剰症に陥ることもあります。一度にたくさんではなく、こまめな補給が大切です。

  • 「疲れやすくなる」…ビタミンB群の不足
  • 「肌荒れやニキビ」…ビタミンB2、Cの不足
  • 「めまいや貧血がおこる」…ビタミン12の不足
  • 「妊娠中の赤ちゃんに影響」…葉酸の不足
  • 摂り過ぎる心配のある脂溶性ビタミン

    脂溶性ビタミンはビタミンA、D,E,Kが知られています。これらは脂質に溶け、体内で溜まりやすいビタミンです。摂り過ぎはビタミン過剰症を引き起こす可能性があります。普段の食事で摂り過ぎる心配はあまりないですが、サプリメントの摂り方や量には注意しましょう。

    脂質によって運ばれる脂溶性ビタミンは、肝臓への負担が高くなりやすいのが心配です。特に注意したいのがビタミンA。ビタミンAそのものが不足すると目や神経の働きに影響しますが、同時に体内に溜まりやすいビタミンです。ビタミンAを摂る際は野菜などの食品からバランス良く、サプリメントを利用する時は摂り過ぎに注意したいですね。

  • ビタミンA…皮膚や目の乾燥、吐き気、髪が抜ける、口唇炎、肝臓や脾臓への負担、頭痛など
  • ビタミンD…腎臓への負担、気分が悪くなる、体重が減る
  • ビタミンE…頭痛、疲れやすさ、吐き気
  • ビタミンK…溶解性貧血など