炭水化物を上手に摂るために
炭水化物を上手に摂るコツを紹介します。炭水化物はゆっくりと吸収されると、血液中の血糖値の上昇もゆるやかになり、脂肪になりにくくなります。キーワードは「ゆっくり」「一緒に」。炭水化物だけでなく、他のものと組み合わせてゆっくり食べるのがポイントです。
ゆっくり噛んで食べる
「ご飯はゆっくり噛んで食べなさい」と、子供の頃教わった人も多いかと思います。これにはちゃんとした理由があります。よく噛まず、炭水化物だけを急いで食べると、血液中の糖分が一気にあがり、インスリンの効き目が悪くなります。インスリンは血糖のバランスをとるために、血糖を脂肪に変えて蓄えるように指示。こうして太ってしまうのです。
炭水化物を上手に摂るコツは、血糖値をゆるやかに上昇させること。ゆっくり噛んで食べることで、身体に徐々に糖分が吸収され、インスリンが急激に反応することもありません。
野菜やスープを先に食べ、ご飯やパンは最後に食べる
食事の最初に野菜やスープを先に食べることで、食物繊維がクッションとなり、炭水化物がゆっくりと消化されます。
肉や魚、油物と一緒に食べる
肉や魚はたんぱく質、唐揚げやフライなどは脂質の多いものです。たんぱく質や脂質は、消化吸収がゆっくり。炭水化物と一緒に取ることで、消化吸収の足並みを揃えます。しかし、どれも食べ過ぎには注意です。
すっぱいものと一緒に食べる
梅干しやグレープフルーツ、酢の物、黒酢、酢の聞いたドレッシングなど、すっぱいものに含まれる有機酸は血糖値の急激な上昇を抑える働きがあります。一品添えるとおすすめです。
炭水化物の上手に摂るためには、他の食品との組み合わせが大切。ゆっくりと消化吸収される食べ方を考えながら、食事を進めることも、血糖値の上昇を抑え、炭水化物の働きを助けます。