GI値を知って炭水化物をコントロール
GIとは、グリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、炭水化物が身体に吸収される速度を数値にしたもの。高いほど血糖値の上がり方が激しく、低いほどゆるやかに血糖値が上がります。炭水化物を摂るときの参考として知っておくと便利です。
穀物・パン・麺類
基本的に、色の白い物(精製された麦や米)から作られたパンや白米はGI値が高く、黒っぽい物(ライ麦パンや玄米、雑穀米など)はGI値が低くなっています。
野菜・果物類
地域によっては主食となるじゃがいもやとうもろこしはGI値が高い食品で、ご飯代わりになるエネルギー源です。オレンジやグレープフルーツ、トマトのGI値は低く、ビタミンや有機酸を含み、炭水化物の消化吸収のスピードを抑えます。しかし、食べ過ぎに注意です。
おかし・おやつ類
気になるおやつやお菓子も、GI値で見てみると様々なことがわかります。小麦粉をあげた上砂糖をかけたドーナツ、じゃがいもを油で揚げたフライドポテトはGI値が高い食品。逆にアイスクリームは牛乳から、プリンはたまごから出来ているため、GI値は低めです。おやつ選びの参考にしてくださいね。
ご飯を雑穀米にかえる、よく噛む、晩ご飯の時はご飯を少なめにするなど、ちょっとした工夫でもOK.食べすぎず、少なすぎず、自分にあった炭水化物量を目指し、身体の調子を整えたいですね。
GI値で判断するときの注意
GI値はあくまでも「参考」にするもので、高GI値だから太る、低GI値だから太らないということではありません。GI値の低いものでもたくさん食べれば太るのは同じです。また、高GI値のものはエネルギーに変えられやすいため、素早く脳の活動に使われます。
今日はたくさん勉強する、仕事で大事な場面が待っている、そんな時はGI値の高いものを摂ることで、脳の働きをサポート出来ます。低GI値の食品は、食物繊維が多く含まれることも多いので、しっかり噛むことも大切。お腹の調子がわるい時に低GI値のものを多く摂ると、胃腸にダメージを与えることもあります。