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朝フルーツダイエット

フルーツダイエットは夜にやるよりも朝食で置き換える方が効果的です。ダイエットにありがちな危険が少なくて、方法もとても簡単にできるので人気です。またフルーツは好きな人も多いので、ダイエット特有の辛さを感じないのも成功の秘訣です。

欧米で話題沸騰の「ナチュラル・ハイジーン」

私たちが健康的で若々しく、スリムな体型でいるための鍵がフルーツにあるといったら、皆さんは驚かれるでしょうか? けれども、私たちとほぼ同じ遺伝子を持ち、消化器官の形態がほとんど変わらない野生のチンパンジーは、フルーツを主食にして動物性タンパク質(昆虫やほかの小動物)はごく微量にしか摂取しないのに、筋肉質な体、高い運動能力を維持しています。このことからも、フルーツが私たちの体に有益なことがおわかりいただけるはずです。
いま、欧米では「ナチュラル・ハイジーン」という健康科学理論にもとづき、フルーツと生の野菜をたっぷり食べることで健康を維持し、さらには肥満や病気を克服している人たちが急増しています。

フルーツは体をキレイに浄化してくれる

タンパク質も糖もファイトケミカル、ビタミン、ミネラル、食物繊維も含む完全食、フルーツ。その大きな特徴は、私たちの体内毒素を排泄する働きにあります。 体は本来、体内毒素を自ら排泄する働きを備えていますが、ナチュラル・ハイジーンの考え方では午前4時から正午までが最も排泄にふさわしい時間帯としています。

ただし、その排泄の時間帯にごはんや肉・魚を食べてしまうと、体はこれらを消化・吸収することにエネルギーを浪費してしまい、完全な浄化活動にまで手が回らなくなります。
いっぽうフルーツは、豊富に含まれる酵素のおかげで、熟す段階ですでに消化がすんでいるため、私たちの体が自前の酵素を使って消化しなくても、10〜20分で胃を通過してエネルギーを補充。しかも、フルーツに含まれる酵素は、体内にため込まれている毒素をかき集めて、排泄させるのにも役立ってくれるのです。

酵素は、消化や浄化だけでなく、エネルギーの代謝や体の生命機能すべてに不可欠な要素。しかし、私たちの体が一生のうちにつくり出せる酵素の量は限られているので、酵素の節約こそがアンチエイジングの秘訣なのです。

ルール

午前中は好きなフルーツを生のまま好きなだけ食べる

朝食はフルーツだけですませるのが基本です。旬のものでも、一年中手に入る南国のものでも、好みのフルーツを1〜3種類、生のまま食べるだけ。ただし、午前中はお茶やコーヒーなどを避け、水分補給はフルーツと純粋な水だけで行うこと。

フルーツは、お腹が空っぽの状態で食べること

朝、胃の中にフルーツ以外のものが入ると、食べたものの消化・吸収にエネルギーをとられ、午前中に行うべき排泄、つまり体内の浄化がおろそかになります。またフルーツは、フルーツ以外のほかの食べ物を食べた直後には食べないこと。デザート扱いは禁物です。

フルーツは、フルーツ以外のほかの食べ物といっしょに食べない

朝食をフルーツだけにすると最初のうちはお腹がすく人もいます。お腹がすいたら午前中のうちは、フルーツを好きなだけ食べてください。また、朝食と昼食が一緒という人も1日の最初の食べ物はフルーツにしてください。