食前デザートダイエット
ダイエットはしたい。でも甘いものだって食べたい。それは女性なら誰だって思うわがままな欲望です。そんな欲望を満たしてくれる方法が、甘いものを食前に摂るダイエット法です。
デザートを食後に食べたらダメなのに、“食前”に食べるなら痩せられるという、そのカラクリは一体どこにあるのでしょうか。
満腹感と心に効く
ちゃんとした食事を食べても100%の満腹感を感じられず、食後のデザートを食べると「満たされた」と感じるのは、血糖値が関係しています。
デザートのような甘いスイーツにはブドウ糖がたくさん含まれており、そのような食べ物を摂ると急激に血糖値が上がります。血糖値が上がると満腹中枢が刺激されて、「おなかがいっぱいになった」と認識されるのです。
一般的な食事をしているなら血糖値は徐々に上がっていき、満腹と感じられるまでには時間が必要です。しかし血糖値を早めに上昇させて、満腹と感じる時間も早めてしまおうというのが、食前デザートダイエットの理論です。
しかも、スイーツを食べると誰もが幸せな気分になるものです。それはセロトニンという通称“幸せホルモン”が分泌されるからで、食前にスイーツを食べても同じこと。だから食前デザートダイエットには、そんなハッピー気分で心が満たされるという効果も期待できます。
食前デザートダイエットのやり方
食前デザートダイエットのやり方は、食事の約30分前にデザートやスイーツ類を食べ、あとは通常通り食事を摂るだけ。食事の全体量を減らしたり、たとえばごはんを少な目にするなど炭水化物の量を減らせば、さらに効果を感じやすくなるでしょう。
ただ気を付けたいのは、食事の30分以上前にスイーツを食べては逆効果であるということ。食事まで時間を空けすぎると、せっかく上昇した血糖値も下がってしまい、食事のときに空腹を感じて食べすぎてしまう可能性があります。
他のダイエット法を行っていても、スイーツが食べたいと思ったときに、このダイエット法を取り入れてみるのも良いですね。もちろん、食前のデザートはあくまでも“適量”が基本であることをお忘れなく。