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豆乳スープダイエット

大豆のチカラ

日本人にはおなじみの食材である大豆ですが、その健康効果を知っている人は少ないかもしれません。大豆には、良質のアミノ酸や食物繊維が含まれるほか、メタボリックシンドロームの改善に働く物質も見つかっています。
なかでも、最も新しく、注目を集めているのが、「超善玉ホルモン」とも呼ばれる、アディポネクチンという生理活性物資です。
その働きは、

1.血糖値を下げやすくする
2.肝臓の代謝を高め、中性脂肪を下げる
3.血管を広げ、血圧を下げる、などです。

つまり、メタボリックシンドロームのすべての症状を防ぎ、改善する働きがあるのです。
大豆は、水煮や豆乳、豆腐などさまざまな製品でとることができます。できるだけ毎日、継続してとることがアディポネクチンの体内量を一定に保つコツだといわれています。

現代人にふえている「隠れメタボ」

日ごろ、教室やサロンなどで、たくさんのかたの体を見る機会があります。以前よりも、不健康なかたがふえてきていると実感しています。年齢でいえば、35才以上のかたは、メタボリックシンドローム予備軍がふえ、40才以上のかたは、ほとんどがメタボです。 メタボの診察基準のひとつはウエストサイズなので、お腹回りが大きい人は自覚しやすいのですが、なかにはほっそりしたかたでも、体の中のバランスが崩れているかたがたくさんいらっしゃいます。そういうかたは、いわば「隠れメタボ」の状態です。自覚がなく、「細いから大丈夫」と安心しがちで、いつの間にか、メタボの症状が進んでしまうことがあります。

メタボの予防・改善には、食生活が要になります。基本的にカロリー、脂肪分を控えめにすることがたいせつだといわれています。 しかし、食事制限や、極端な健康メニューは新たなストレスのもとになり、なかなかつづけられないものです。そこで私は、おいしく食べられて、つづけられる新しいスープを考え出しました。それがメタボ解消豆乳スープです。

大豆たっぷりの1杯のスープで体は変えられる

メタボ解消豆乳スープは、豆乳をベースに、豆腐や大豆の水煮など、大豆製品をたっぷり加えています。そのほかの食材は、シイタケ、ネギなど。それぞれに健康効果が期待できます。
まず大豆は、アディポネクチンといういま注目されている物質を含んでいます。大豆イソフラボンも重要です。女性の場合、閉経後に生活習慣病が増加することがわかっていますが、その一因は、体内の女性ホルモンが減り、代謝などのバランスが崩れるせいだといわれています。そこで女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンをとれば、大きなバランスの崩れは防ぐことができるのです。

女性ホルモンの減少は、閉経以前にすでに始まっているという説もあるので、若い女性にもぜひ積極的に大豆イソフラボンをとってほしいと思います。
シイタケには、血をきれいにする働きがあり、ネギや、しょうが、ニンニク、コンブは東洋医学では、気や血液の流れをよくする効果が見込めます。

これらの食材をあわせてとることができるメタボ解消豆乳スープを、1日1食食べるだけで、体が変わってくることを実感できるでしょう。早い人なら、1週間でなんらかの変化を感じるはずです。
気になるカロリーですが、1杯あたり約100キロカロリーで、同じように食べごたえがあるシチューやポタージュにくらべて、ずいぶん低カロリーです。おかずとして食べてもカロリーオーバーにはなりませんし、1食を置きかえた場合は、ふだんの食事よりもかなりカロリーを控えられます。

大豆には、肉に匹敵するほどの良質のアミノ酸や、ビタミン類・食物繊維が豊富に含まれるので、1食をメタボ解消豆乳スープに置きかえても栄養バランスは問題ありません。
大豆イソフラボンは、肌の保水力を上げる働きもあるため、美容効果も見込めます。もちろん、男性にも不足しがちな栄養ですから、男性にもぜひ召し上がっていただきたいのです。
いまメタボに悩んでいるかただけでなく、健康や美容を気遣うすべてのかたに、このメタボ解消豆乳スープをおすすめします。